対話の形の本を読むと、いつもの考えに、別の声が入り込んでくることがあります。さとうみつろうの『神様とのおしゃべり』を、世界の仕組みを断定する本としてではなく、自分の見方を問い直す入口として考えます。
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対話の面白さを、問いの形で受け取る

今の自分が当然と思っていることにも、別の見方があるかもしれない。対話を読む楽しさは、その余白にあると思います。
ここでは書中の会話を長く再現したり、登場人物の言葉を現実の法則として示したりはしません。読んで何を考えたかを、自分の言葉で持ち帰ります。
見方が変わっても、困りごとは現実にある

同じ出来事の受け取り方を変えることで、気持ちが軽くなることはあります。でも、負担や不当な扱いそのものまで、考え方だけで消えるわけではありません。
自分の感情を認める。変えられる条件を探す。助けを借りる。本の問いと、具体的な対処は一緒に使っていいと思います。
今日、ひとつだけ問いを残す

「ぼくは、なぜこれを正解だと思っているんだろう」。そんな問いを一つ残して、すぐには答えを決めない。
共感できない部分があっても、本全体を好きになる必要はありません。自分の暮らしで使いたい部分を選んでいい。
読書のあとに、考える余白が少し増える。それくらいの変化を、ぼくは楽しみたいです。

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